「77歳になちゃったヨ〜ン!!」(12−026)
私は少数派(6)
少数派はいつも小さくなって
いなければならないが、
これだけは多数派に属するのに
肩身が狭い事がある。
多数派に属するのに
”文字が下手”と云うことだけは
ほとんどの人が卑下せねば
ならない現象だ。
私などは典型的な”みみず文字”
しかも文字だけでその人を
判断せよ、と云ったら
間違いなく小学生と
思うほど子供の文字なのだ。
しかし私は立場上”サイン”を
頼まれる事が多いので
本当に困る。
そんな立場に立たされて
発見したのが黒いマジックで
文字を書くより茶色の
マジックで書くと
少しはまともな文字に
なると言うこと。
そこで私はサインを頼まれると
必ず茶色のしかもクレヨンで
書く事にしている。
一般的にクレヨンなどは
小学生しか使わず、
その文字を見たたけでは
小学生が書いたと思う
であろうと考えるだけで
安心して書ける、そこが
狙い目で、クレヨンを常に
持ち歩いている。
文字がへたな人の方が
圧倒的に多いのに何故
肩身を狭くしていねば
ならないのだろうかと思う。
ただ、文字を書いて伝える場合
最低限度人に読めるように
書きなさいとは言っている。
私自身もそれは守っている
つもりだ。
「77歳になっちゃったヨ〜ン!!」(12−025)
少数派の私(5)
幼い頃母に「いい子」になるように
と云う枠にはめ込まれる教育を
嫌と云うほど受けて
それに反発し、反面教師と
言う現象だろうか?
何事によらず反抗するように
なってしまい、世の中の
常識に抵抗する人間に
なってしまったような気がする。
何事に対しても「えっ!!」って
疑問を持つ事から始めるのだ。
それが今私がもっとうに している
「当たり前って本当ですか?」の
出発点のように思う。
世の中の常識、当たり前に
ついて行けないのだ。
本業の放送にしても
常に「これで良いのか?」と
と云う疑問が離れない。
なんとか変えねばと思うので
それにはまずぶっ壊す
と云うことから始めるので
誤解を招く結果になる。
少数派のつらいところだ。
ぶっ壊す積もりはない。
新しいものを作るのには
とりあえず前のものを
取り壊さねばならにので
壊すと言う事ばかりに
気が行くので”壊しや”と
思われるのだ。
今の社会は前からの遺物を
背負ったままなので
生半可な改革ではだめで
まさに革命的な手法で
事に当たらねばと思うから
いけないのだろう。
わかっているがどうにも
ならに現実がはだかって
いると言えないか!!!!
「77歳になっちゃったヨ〜ン!!」(12−022)
少数派の私(2)
小学校の時から勉強は嫌い
だったようだ。その理由は
要するに暗記が苦手だった
からだと思う。
学校の勉強の基本は暗記と
言っても良いだろう。それが
苦手だとどうしても成績が
悪くなる。通信簿の成績欄は
悪い点ばかり、その結果
段々勉強もしなくなる
と云う循環作用が働いて
益々勉強は嫌いになり、成績の
悪い子の筆頭になって行った。
まさに少数派だ。
これはなんと大学を卒業する
まで続いた。いわゆる低空飛行
と云うやつだ。
学期末が嫌だった。通信簿を
もらう時がくると泣けてくる。
主に母から怒られるのだ。
母と顔を合わせると「勉強しなさい!」
これしか会話がない。期末は
食事の時間も「・・・・・」だ。