落第坊主の履歴書(664)
平成12年から13年にかけては私が一番生活が苦しい時だった。前にも書板通り 山鹿で運転代行業を手伝って稼いだりしていた時期だ。そんな時でもありがたいことに 過去の持参(RKKラジオで培った「こちら九州ラジオ村」時代の実績)がものを 言い、お隣り福岡県の黒木町からから新しい町長を選ぶのに公開討論会を開きたいので、 第三者の立場でコーデイネイトできる人と言うことで依頼があったり、これも主催者の 一人の婦人会の奥さんが阿蘇の出身で、ラジオを通じ私の事を思い出し、連絡をくださったのだ。 その他、玉名市の農業改良普及センターから、山鹿市役所から、小川町の農業委員会から、 深田村の教育委員会、三菱電機などの企業から社員教育の講習会と言うような仕事が入り ほそぼそと臨時収入が・・・・、それに加えて、せんげつ酒造、熊本市の三軒町商店街 などとは10年以上前から町おこしの運動としてのお付き合いがあり、それらの祭りに 進行役として、あるいは祭りの企画委員としても参加していたので、この間もいろいろと 面倒を見てもらい、どうやらわずかだが収入の足しになっていた。 「当たり前って本当ですか?」「命を考える」と言うテーマでRKKラジオで続けて きた「こちら九州ラジオ村」の効果はたいしたもので、11年の実績は今の私を支えて いる。これがなければ今の私は存在しない。そして今もこのポリシーは私自身の生きざまで であり、仕事ばかりでなく生活をする上でもこの姿勢で毎日を送っていいる。 私自身は今の放送界に疑問を持っており、庶民のための放送は別にあり、と言う考えを 持っているので、コミュニテイーFMにしても今のままでは良いとは思わないし、インターネット ラジオももっとどんどんより多くの人に活用してもらわなくてはと思うので、放送界も 改良を進めるべきだと思っている。今の放送の免許制にしても問題で、これも真剣に 討議すべきことだと思うのだ。まだまだ本業の放送界の問題にしてもどしどし挑戦せなば ならないことが一杯ある。いつかまたそうした事に立ち向かわねばと・・・・。