落第坊主の履歴書(671)

 平成14年と言う年は山鹿市に移り住んで2年目、いかに山鹿市の人々と暮らして
行くか、今まではどちらかというとサラリーマンと同じ生活で我が家には寝に帰るだけ
と言う生活だったが、「ラジオ村・村役場」と言う喫茶店&レストンの店主でもあるので
町にとっぷり浸かっての生活なのだ、近所の商店主とも毎日のように顔を合わせる、
商店街の会合、町内会の会合への出席などやったことのない仕事?が出てきた。
 しかし考えてみるとラジオの番組をやるのには大変役に立つ。今まで見えていなかった
ものが見えてきたし、初体験のものがかなりある。市、町内の事をしっかり考えるように
なった。今までは偉そうにいろいろと客観的に述べてきたが、これを機会に
身近な問題として考えられるようになった。


 さらに、より多くの人とのより深い交流をと考えて、金銭の負担は多かったが
お誘いもあり、思いきって地元の”ロータリ・クラブ”に入ることにした。
経済界の人間との付き合いも大切と考えたからだ。入ってみるとまた山鹿市を
見る目が変わってきた。疲弊した地方都市というか、町の姿が浮かびあがって
見えるではないか!どこに問題があるかがそれとなくわかってきた。
 外から見ていた時とは違う顔がそこにはあり、口に出しては言うえない問題を
抱えている実態が見えてきた。よく言われていることだが、外の空気を取り入れ
ねばだめだと言うあれだが、実際にはなかなかそれが出来ない。どうしても
自分たちを守るということに専念し、飛び出すということが出来ないのだ。
お互いの結束、お互いを守る事は出来ても、新しい事に立ち向かうとなると
躊躇する、どこも同じだ。
 外からの意見を言おうとしても、なかなか言いずらいところがあり遠慮して
しまう。また、もし言ったとしても反逆者的な考えの持ち主と受け止められ
うっかりすると白い目で見られてしまう。こうしたことの葛藤の連続だ。
時間をかけていろいろと話し合う機会をわたしの店で持つようにした。