落第坊主の履歴書(677)

 平成16年のベトナム歌舞団を呼んだ時の物語だ。山鹿経済懇話会として何か
山鹿のためになることをしようと言うので、民族音楽の生演奏を聞いてもらう機会を
作ろうと、ベトナムから国立歌舞団を招聘する事にしたのだ。
  文化的な貢献をしようと積み立てていた何百万円と言うお金を費やしての招聘だから
会員はみんな熱がこもっている。手分けしていざ福岡空港へ迎えに行ったはいいが、
いつまで経っても飛行機は着いたが彼らは外に出てこないのだ。
 なにしろ税関も見たこともない重たい楽器とか、奇妙な品物を一杯持ってきているので、
かつて私も(昭和34年のことだが)香港からの帰り、生ケーキをおみやげに持って
きただけなのに、きれいな包みをめちゃくちゃに明けさせられて、ケーキの中まで
ほじくり返されて「何んでそんなことまでするんですか?」と税関に詰めよったことがあるが
税関曰く、「ケーキの中に麻薬などを詰めて持たせることがあるので・・・」と言う
ではないか!折角スタッフに珍しいケーキを食べさせようと買てきたケーキをずたずたに
させられてがっかりした事があったが、それを思い出した。


 とにかく荷物の中味を疑われたのだ。あまりにも重い荷物、じつはすべて石で出きて
いる楽器なのだそうだが、それをいいことに何が隠してあるかわからない。そんなことから
すったもんだあって、言葉もベトナム語を解る人はおらず内容を理解するのが大変だったようだ。
普通なら30分もあれば通関手續きは終わるのだg、なんと2時間近くかかり、やっとの
ことでご対面と言うことになった。若い踊り子さんをはじめとして15〜6人のメンバーだから
東南アジアから不法芸能グループで出稼ぎに来たと思われたようだ。