「落第坊主の履歴書」(684)

 平成18年の頃は店を続けるべきかどうか、大変迷っていた時期だ。なにそり商売は下手なのに
喫茶店&レストランなどというあまり山鹿でははやらない商売をやっているわけで、どんなに努力を
しても限界があり、少しでも安くあげるようにと、お客さんのことばかりを考えていると利益は
ほとんど上がらない。それに人を雇い、家賃を払っていては経費は上がる一方だ。

 Rkkラジオの方はどうやらこうやら曲がりなりにも続けられる状態だが、店はにっちもさっちも
いかない。 メニューにも限界があり、料理の値段を上げるには問題がありと言う状態で、矛盾を
感じながらの営業が続いた。一ヶ月の電気代、家賃、アルバイトの給料、仕入れの総額などなどが
かさむばかりだ。確かに、自分たちの食費は店で仕入れた品物をかすめて食べているので、
自分の食費はゼロに近いが、それには変えられないお金が出て行く。続けるかどうかを判断せなば
(店を閉じ)と、思っていた。しかしなかな判断はつかず消費者金融からの借金は増えるばかり。
仕方なく借金のためのアルバイトをせざるを得なくなり、なんのために店をやっているのか
わからない状態になっていった。残るは東京のわずかな土地を処分して処理をするしかなくなって
きた。・・・・・・