落第坊主の履歴書(686)
平成18年9月22日(金曜日)の夜だった。山鹿市・八千代座の客席はほぼ 満員だった。ラテン・ピアノの第一人者、テデイー・池谷のピアノ演奏会が始まった。 山鹿の文化財、明治に建てられた古い芝居小屋でのラテンミュージック、しかも マイクロホンを使わずに生の音を楽しんでもらおうと言う企画。 500人収容の小さい小屋だけに充分楽しめるはずだ、と言うことでの挑戦、 ピアノとボンゴだけの組み合せで、会場には強烈な音と繊細な音が響き渡る、 ピアニシモの音もはっきりと伝わる。 テデイーの演奏活動50周年の節目の演奏会、楽しいひと時だった。曲目も ポピュラーな選曲だったので親しめ、無事演奏会は終了した。集まった観客も この会を企画した当事者も、そしてテデイー・池谷も大満足だった。「いつか またこの八千代座で演奏会を開きたい・・・」と言う事で終了した。 先日紹介した山鹿経済懇話会主催のベトナム音楽の夕べなどと同じように いりろな文化的活動をどんどんやりたいと思う。本物の文化に接すると言う 事は大切なことで、いろいろな団体が積極的に企画をしてほしい。