落第坊主の履歴書(691)

 平成19年のロシア」の旅は私にとって非常に参考になった。ウラジオストックに
連続2回、モスクワ、サンクトペテルブルグ「へ1回と、5月から8月へかけての
短い期間に集中しての旅だった。
 5月初めのウラジオストックの旅では最初から感激した。それほど多く海外へ
出掛けているわけではないが、なんとここの空港の誘導路は白樺林に囲まれて
いるのだ。飛行機が滑走路へ降りて誘導路へ向かい、旅客ターミナルへ行く間、
普通の空港ならコンクリートの事務的な誘導路が飛行機を導くが、なんとここでは
旅客ターミナルは近ずく少し手前から白樺林の間を通って行くではないか!
したがってなかなか旅客ターミナルが見えないのだ。ターミナルそのものは
まさに田舎の空港と言う感じだが  誘導路はすごい! こんな空港は他には
ないのではなかろうか?
 またウラジオストックは元は軍港だったというが今はすっかり観光地化され
明るい港町と言う感じだったが、どうみてもおんぼろ市電がコトコトと走っているでは
ないか!  失礼だがよくぞ走っているなと思えるほどオモチャのブリキの電車の
ようなのが走っている。聞くところによるとしょっちゅう停電してストップしたり、
脱線してストップすることがある、と言うことだったが、本当にそうだった。
しかしつい乗りたくなる電車だ。