落第坊主の履歴書(693)
平成20年の5月のウラジオストックの旅に続いて、なんと同じ5月の 下旬にモスクワへの旅が実現することになった。インターネットラジオを 通じて知り合った”桃次郎”さんの関係で、思いきって訪問する事にした。 たまたま安売りきっぷがあると言うことで参加し、途中で”桃次郎”さんと 合流してモスクワなどを案内し、ロシアの現実の一部だが意見を聞く 機会を作るのが目的だった。 そもそもが団体旅行だったのでサンクトペテルブルグに立ち寄るコース に入っていたので、ここだけは行ってみたいとさんかすることにして 結果的にはよかった。大変な拾いものだった。北海に面し、ネバ川を かかえる歴史ある町は実にすばらしい町で、旧レニーグラードの 面影を残し、整然と作られた立派な町に圧倒された。 川の流れも当然のことながら雄大だが、なんとその深さが10メートル 以上あるとか、海軍の町で朝の起床ラッパで目が覚めた。これだけの深さが あるので大型船が出入りするわけで、海の河口に近いところでは町の全ての 橋が開閉するようになっている。深い川だけに流れもとうとうとしており 雄大だ。ひさしぶりに川と言う感じの川に出合ったような気がした。