落第坊主の履歴書(696)
ロシア・サンクトペテルブルグの中心部は湿地帯の上に建てられたまちだけに 地盤沈下がもんすごい。古い建物と新しい建物とでは片方は一階が半地下に なっており、既に道路から階段が設置されており一階の部屋の明かりも明るく してある。わずか50年くらいのことでこれくらいの沈下が起こっているのだ。 計算済みとは言えどうなることか・・・・。 さてヨーロッパの鉄道は行き先ごとに発着駅が異なるのが普通だが、ここ サンクトペテルブルグもそうだった。二日間の滞在を終えて我我は列車で モスクワへの旅に出るのだが、当然のことながら”モスクワ”駅へ向かった。 寝台列車の旅だが、きれいな列車で揺れも少なく、快適な旅だった。 朝早く目を覚まし列車の窓から景色を楽しんだが、北国だけに白樺の 林が目についた。寒々とした林の連続で、モスクワに着くまでそれが 続くのだ。中国の草原の景色とは違い単純な景色の連続と言うところだ。