ラジオ村・村長の旅日記(017)

 海への旅は神奈川県・鎌倉に従兄弟の家があったので、小学生の頃
よく行ったものだ。水泳は苦手だったので、もっぱら夕暮れ、夜に
おじさんと海釣りをしたものだが、これも下手で、私だけは名前も
わからに雑魚しか釣れなかったし、川では長靴なんていうとんでも
ないものを釣っていた。


 中学生になって成蹊学園の指定浜辺というのが、なんと”三保の松原”
で有名な静岡県清水市”三保海岸”だったので、ここの旅館に2年間
通った。ここでの学校での水泳訓練で溺れる体験をして海が嫌いになった。
ここの浜辺は遠浅ではなく、あるところまで行くと急に深くなるのだ。
と言うのも清水港に大きな船が入れるようにしゅんせつしてあるので
浜辺から何メートルか行くと海を深く掘ってあるのでぼこっと深みに
はまる、それを知らずに海の中を歩いていて急に深みにはまりおぼれた
のだ。これが原因で海にはあまり近ずかなくなったが、近くに日本平と
いう観光地があり、ここから見る富士山がものすごくきれいなことと、
ここは切り立った丘の上にあるので、皿投げと言うのがって、崖の
上から陶器の皿を投げるとかなり遠くまで飛ぶんで行くという遊びが
できるのでそんな事に挑戦して遊んでいたが、なにしろ不器用な私、
私だけはほとんどの皿が真下に落ちていって飛んでゆかない。恥ずかしい
思いをしたものだ。