あんなこと こんなこと(191)

 朝夕は寒いくらいの気候になった。街中の木々も色付き始めた。隣りの
庭にある柿の木にもっずが大挙してやってくうようになった。柿の実めあて
なのだが、それを窓越しに見ていて不思議に思ったのは、団体で実の奪い合いを
しているのだ。柿の実は食べきれにあほど一杯あるのに、いくつかのグループが
やってきているらしいのだが、じゃまするなと言う態度を取るのだ。
「これはおれたちが見つけたものだから、お前たちは他に探せ・・・」と言う
態度をとるのだ。自然の中での生活はそうなのかなと言う思いで見るていたが
わからないことだらけだ。
 庭の枯れ枝に突き刺しておいた果物などにヤってくる鳥たちは先に見つけたものが
後から来るやつを追い払うということは見ていたが、食べきれないほど実があるんだから
ほっといてもよさそうに思うのだがそうはいかないらしい。