ラジオ村・村長の旅日記(048)

 昭和41年のヨーロッパ珍道中、フランス・リヨンを後にして
スイス・ジュネーブへ列車で行く事にした。沿線の景色は日本とは
全く違う。林の間からゆったりと流れるローヌ川が見え隠れし、
雄大な大陸を旅していることがわかる。またフランスの平原地帯は
一面の麦畠で、山などどこにあるか、と言う感じだ。
 とは言うものの、ジュネーブに近ずくと有名なシンプトン・トンネル
これを抜けるとスイス・ジュネーブだ。このトンネルの長いこと、
これを抜けるとすぐ列車はジュネーブの駅の到着する。飛行機で
通関手続きをしたことはあるが、地続きの場所でのそれは初めて
なんと言う事はなかった。ホームの端にその義務所があるだけで
飛行場と変わらない。むしろパスポートの判を押してもらうだけの
簡単なものだった。あっけなく国境を越えることが出来た。
 ホテルを予約してなかったのでとりあえず駅前のホテルに飛び込んで
部屋を予約し、あこがれのレマン湖へ、あいにく曇り空だったので
遠くアルプスの山々を見ることは出来なかったあg、30メートル
近く吹き上げる噴水を見てびっくり、・・・・・