ラジオ村・村長の旅日記(055)

 昭和41年のヨーロッパ珍道中、今度はイタリーへ行く事にした。ローマの駅
と言うと。私たちの年代は「終着駅」と言う映画のラストシーンでローマの
駅が出てくるが、そのホームの端へ行って、ヒロインと同じ場所から改めて
ローマ駅に降り立ったと言う実感を感じた。こんなバカなことなどをいぇりながら
いよいよローマの町中へ、まずはトレビの泉に行かなくてはと、真っ先にそこへ
泉に背を向けてコインを投げ入れると再びローマに来れると言うのでみんな
それを実行しているのでやってみて気が付いたのは、なんとこの泉の真ん前に
イタリーで有名な靴屋があるではないか!  当時イタリーの靴と言えば
丈夫で長持ちすると言われていたので、値段はピンからきりまでだったが、早速
よさそうな男ものの靴を買って履くことにした。さすがにやわらかい皮靴で履き
心地は良く、運動靴よりはるかに軽いのだ。その店で気が付いたのは女ものの
サンダルでキルクで出来たかっこいいものが多くあったので、これも履き心地は
よさそうで日本人向きと思い1足参考までに買うことにした。フアッションの
話題を求めての旅でやっと参考になりそうなものを発見したことになる。
 このサンダルを帰国後、東レに持っていったところ、キルクのままではなく
日本人向けには、日本は湿気が多く汗をかくので、キルクの上にビニールを貼り
つけてカラフルなサンダルに仕上げ販売したところ爆発的に売れたのだ。