ラジオ村・村長の旅日記(059)

 昭和41年のヨーロッパ珍道中、広告会社から派遣されての旅、それも
現地でもめにもめてグループは解散し、家出みたいなかっこうで初期の
目的を達成せねばならないはめになり、わずかな予算を恵んでもらっての
ヨーロッパ旅行、フアッション視察など私に出来るはずもないが、「とにかく
海外に出た以上より多くの経験を積んでこい!」と言う社長の命令で
ヨーロッパを巡ってきたが、とにかく金がなくなってきた。
  スイス、ドイツ、オランダ、デンマーク、フランス、、イタリーと
廻ったが、イギリスを抜かすわけにはいかないと、今回はイギリス・ロンドンを
目指した。とは言っても金はわずか、なんとか安宿を見つけて二階建のバスに
乗り、その二階からロンドンを眺めるところから始めた。
 B&B(ベッド・アンド・ブレックフアースト)つまり、ベッドと朝ご飯付き
宿屋と言う意味だが、これは当時ヨーロッパではやっていた宿で、それを体験
してみようと、朝ご飯付きと言うがヨーロッパの場合はクロワッサン(パン)に
熱いコーヒーが出るだけ。とても腹の足しにはならない。これは他の国でも同じで
金のない私にとってはつらい朝ご飯だった。
 ここではとにかく観光と言うか、バッキンガム宮殿へ行ったり、トラフアルガー
ひろばへ行ったり、ロンドンブリッジを見に行ったりとごくごく当たり前の
観光でその日を過ごしパリへ向かった。・・・・