ラジオ村・村長の旅日記(064)
昭和45年のグアム島への旅行は私にとっては癒しのつもりで 出掛けたので、主に観光旅行と言う感じだった。 大型の定期観光バスが走っており、島を一周するような感じで 案内してくれた。まだ日本軍が使っていた高射砲などがあちこちに 残されていて、その残骸を見せられたり、防空壕の跡とか戦争に まつわるものがかなりあった。 タモンビーチは観光用海岸だが、前にも書いあた通りサンゴ礁の 海岸で泳ぐことが出来ないので、泊まり客はホテルのプールで 泳ぐことになる。したがってヤシの葉陰にプールがあるという 設定で、水着を着てのんびりとプール脇のスタンドでカクテルを 飲んで時を過ごした。(私は泳げないので) 当時の日本人観光客はそれほど多くはなく、アメリカ人の観光客が 圧倒的だった。ヤシの木に囲まれた東急ホテルは平屋での長屋スタイルの 部屋が並んだ感じのほてるだったが、落ち着いた感じで心地よかった。 町の賑わいもそれほどでもなく、静かに時を過ごすことが出来た。 治安もそれほど悪い状態ではなかったので、恋人岬までは歩いて行った ような気がする。なにそろ初めてなのでレンタカーを借りるところまでは いかなかったので、当時はホテルから町の中心部までは専用のバスが 運行されていたので、それに乗って買い物に出掛けたものだ。