あんなこと こんなこと(172)

 日本はデフレの世の中になったと言う。確かにものが安くなって
賃金が下がり、就職戦線は冷えているのは事実だ。私が就職した
昭和33年も就職戦線は冷えきっていた時代だった。とは言え
そんな中でもどうにか職を見つける事は出来たが、今回はきびしい
ようだ。このままの状態が続くとしたら大変なことになる。
  政府はなんとか手を打たねばと言うが、この兆候はもう何年も
前からわかっていたわけで、それに対して自民党政権は手を打って
こなかったのだ。あたかも民主党が手をこまねいているように
言うとしたらとんでもない事だ。批判するより、いっしょに
真剣に政策を考えるべきで、自民党だ、民主党だと言っている
場合ではなかろう。アメリカがばら撒いた不況で、とんでもない
マネーゲームをした結果が今の経済を招いたのは明らかで、
その渦の中に世界中が巻きこまれた結果でどうにもならない
のが現状だ。しかも未だにこりずに再びマネーゲームを
仕掛けようとしているグループが存在している。そんなことで
活気を取り戻すなんてとんでもないことだ。