ラジオ村村長の旅日記(070)
昭和45年お盆の山形への旅だが、行くは大混雑に巻きこまれたが 帰りは当時すでに出来ていた蔵王スカイライン、磐梯スカイラインを初め としてこうした尾根伝いのスカイラインの景色を存分に楽しむ事が出来た。 その他猪苗代湖の五色沼にも立ち寄り、すばらしい写真がいっぱい撮れた のは収穫だった。もちろん天気に恵まれていたこともあったが、当時の 写真のフイルムは、赤系だったら”さくらフイルム”、青系を強調したいなら” フジフイルムといわれていて、この時はフジフイルムを使用していたので 空の青さを強調するにはもってこいの天気だったので成功した。 この頃から写真に力を入れていたので、300カットくらい撮っただろうか 雑誌社、新聞社からぽつぽつと取材の依頼が入るようになっていたので 腕を磨かねばとはりきっていた時期だ。本職になると現像までやると言う 時代だったが、不器用な私はそこまでは手が出せず、ただただシャッターを 押す回数を増やすことで腕を上げることばかりを考えていた。 もう一つ今回の旅での発見は裏磐梯の横向き温泉というひなびた温泉を 発見したことだ。ここ一体の景色はすばらしく、もう一度取材にこねばと 思った。特に五色沼あたりの景色は抜群で被写体として魅力があり、 機会を狙おうと思った。