ラジオ村・村長の旅歴史日記(090)

 昭和48年夏から始めた温泉取材旅行は、どちらか
と言えばひなびた温泉を探す旅とも言えるもので、
知られているものを紹介してもつまらないので、
結果的にそうなったわけだが、撮影する方としては
楽しかった。地図を頼りにまずは探して、山奥の
場合は宿を確保せねばならないので、パソコンの
検索時代ではないので、電話局に電話してその宿の
電話を調べてもらい予約するのだが、いざそこへ
行くのが大変、長野県の横川と軽井沢の間の
碓氷峠の山奥にある”霧積温泉”へ行くのに
いざ山道へ入ったはいいが、細い道で我我の
ワゴン車でが離合も出来ないような道、引き返す
のもどうだろうという道なのだ。
 いくら行っても見つからないではないか!
当時は携帯電話などない時代なので問い合わせ
すら出来ない。行くしかないので突っ込むという
状態だった。