あんなこと こんなこと(199)
コペンハーゲンで行なわれていた通称 ”2COP15”の会議は協定書の採決を 断念した言う、当然だろう。120カ国が 参加しての会議、しかもたった二週間で 全てを決定すると言う日程、ある国の代表 から「一時間で結論をなんて無理だ!」と 言う発言があったが、その通りだ。 しかしテレビで見る限り、それぞれの国が どんどん発言をして討議すると言う形式、 これは大切な事だ。それぞれがじっくり 話合う、議論し合うということは大切な ことだ。だがこれだけ立場が異なる国が 参加していては合意は難しいだろう。 とは言え、それぞれの国の実情をそれぞれが わかっているか、と言えば、こうした 代表が集まって直接聞かないかぎりは無理 だろう。その意味ではこの会合は実に有意義な 会合と言え、もっと時間をかけて徹底的に 議論をすべきなのだ。スケジュールに左右され 会議が形式的なものに終わる事が多い世の中で こうした実質的な会合が行なわれることは 良いことだと思うし、大切な事だと思う。 初めから大人数ではまとまらないから 代表が集まってとりあえず枠組みを決め ようとするが、これでは誤魔化しになる。 議論は尽きないがした方がよいと思う。 混乱を避けるのでは本当の結論は出てこない だろう。未来の問題だけに徹底的に議論 すべきだと思う。何処かの国の問題解決の ように結論を先送りしているわけではない。 結論を出すために時間がかかているだけでは ないか!