あんなこと こんなこと(202)

 ひさしぶりでカメラのシャターをやたら押す
ようになって感じるのは、確かに機械は発達
しているだろうが、なんとなく落ち着かない
のだ。デジタルとやらはいいが、すべてが
自動というか、勿論手動にして使うことも
出来るようになっているが、やたらと説明を
読まないとやり方がわからないので仕方
ないので自動でシャターを押しているが
思うような写真が撮れない。これが現代
なのだろうが困ったものだ。
 私と写真との付き合いは雑誌社、新聞社の
取材の仕事を通していやでも撮らねばならず
そこうしているうちに好きになり、本格的
に取り組むようになった。現像こそ
やらなかったが、望遠レンズから何から
何まで揃え、セミプロと呼ばれるようにまで
なったのだが、ラジオの仕事をするように
なってからは疎遠になり、いつの間にか
扱わなくなってしまっていたのだが、
急にやりたくなり久しぶりにペンタックスの
カメラを手に入れ、ことある時にシャターを
押している。いつこれが私の手の延長線に
なることやら、早く身に付けたいと思っている。