あんなこと こんなこと(204)
鳩山内閣の来年度の国家予算の骨格が決まったそうだが、 私としてはまさに官僚にしてやられたという感じだ。 民主党がどうのこうのではなく、結果的に民主党に 票が集まったが、庶民は税金の無駄使いをやめて もらいたいの一心で投票したわけで、今までの 金の使い方を再点検して徹底的に無駄を省くことを 願って投票したのだが、今までのものは出来るだけ 継続し、その上に新しい施策を実行しようとしたら いくら金があっても足りるわけがないではないか! 極端には今までの施策はゼロにして、そこからの 発想で予算を組んでいかなければ変わるわけが ないのに、平気で前のお金はそのままにして 新しい事を上乗せするからこう言うことになるのは 当たり前だ。 「ざまー見ろ・・・、財源を確保せずに国民に 対して口当たりのいいものを並べるからこうなんだ」 と言うかも知れないが、とんでもない。考えが 変わったのだから、初めから全てを考え直すところ から始めねばならないのにそれをやらないから 歳出最大の予算案になるわけだ。そこを 突っつかず、”最大予算”などと紹介している マスコミものん気なものだ。自民党寄りの 官僚が作戦として「民主党がやるとこうなるぞ」と 意地悪をしたと言う見方も成り立つ。 確かに急の変更は出来ないが、無血革命とも 言われている今回の政変だが、先は暗雲が垂れ こめている。こんな事に屈したらだめだ。 目先ばかり、人気ばかりを気にすることなく しっかりと国民の目で取り組んでほしいと 思う。