ラジオ村・村長の旅歴史日記(101)
昭和49年12月27日から昭和50年1月 10日まで約15日かけてのアメリカ西海岸 及びハワイへの取材旅行を安売りキップで 実行した。 当時は主に平凡出版の「週刊平凡」 「平凡パンチ」などという雑誌の記事を 依頼されており、ここに旅日記、風俗 探訪を載せる予定だったのと、「夕刊 フジ」と言う新聞のコラムを担当して いたので、海外こぼれ話みたいなものを 書くための旅だった。勿論写真も撮ら ねばならず長期間と言うがかなりきつい 旅だった。 サンフランシスコの日本人街はまだ かなり活気があった時代で、日本人の 若い子がレストランなどでアルバイトを して費用を稼ぎヒッチハイクに行くこと などがはやっていた時で、名前が出て こないが、リトル東京と言われていた ところには日本名のホテルがあり、 そのロビーは若い子であふれていた。 私自身もあまり金は持ってきて いなかったので、安い宿を探しては 泊まるという行動を取った。安い宿の 代表はむしろモーテルだった。日本で モーテルというといやらしいイメージが あるが、向こうのモーテルは車社会に 必要な宿で、深夜だろうがなんだろうが 空いていれば簡単に泊まることが出来る のでむしろ便利だった。そこで必然的に レンタカーを借りるということに なるのだが、なにしろ初めての右側通行 なので少々恐ろしい、しかし道路はしっかり 整備されているし、ここでは車の方が 移動に便利ではあるので挑戦する事にした。