”もういくつ寝るとお正月”なんて言う
雰囲気はない。わくわくする心もどこえやら、
ただ月が変わるだけ、年が知らぬ間に変わる
だけ。
大人になったからではなく、社会の変化が
目まぐるしいからなのだろう。社会から
”間(ま)”がなくなったような気がして
ならない。余裕がないのだ。仕事の関係上
少しは自然に目が行き、立ち止まって考える
事をしているが、あくまでも仕事上でだ。
今年は良い人に巡り会い、花に、自然に
興味を目を向ける機会が多くなり、勉強に
なった。花の名前がほとんどわからない
私だが、少しは目が行くようになり、
はなの名前もいくつかは言えるように
なった。今”さざんか”が咲き誇っているが
さざんかと言えば”垣根の垣根の曲がり角、
焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き・・・”
あの童謡でうたうが、その花を実際には
はっきり知らなかったし、歌では歌っても
そんなに気にも留めていなかった。それが
さざんかと椿の花の区別がつくように
なったし、私にとってはすごい進歩だ。
仕事ではなく普段の生活の中で自然と
接する機会が多くなったのも良い事だと
思っている。来年はより多く自然と
接する機会を持とうと思うし、時間の
余裕を作ろうと思う。