あんなこと こんなこと(225)

  日本航空が破産と言う事態になった。よって
たかって食いものにした結果がこう言う事態を
招いた事は間違いない。
  全国に飛行場が出来、便利と言う名の元に
道路が整備され、建物が出来、航空会社は
高い着陸料を払わされ、そのからくりは庶民
にはほとんど知られずに今までやってきたが
ここでどうにもならなくなったのだ。
  高い着陸料のおかげで、飛行機の便数も
伸びず、パブ空港と言う発想は生きてこない。
目の前の便利、我が県に空港ありと言う
満足感のみで国民をあざむいてきたと
言えないだろうか。まさにお金の無駄遣い
と言うより有効な使い方をしてこなかった
と言う事だ。
  世の中では”無駄遣い”と言うが、これは
角度を変えれば無駄は無駄でなくなるので、
無駄と言うより、上手なカネの使い方を
してこなかったと言ったほうが良いと
思うのだ。無駄では価値観の違いで
どうにでも判断出来るし、こんなまやかし
ではいつまで経ってもいいわけで誤魔化さ
れてしまう。税金の無駄を省くのではなく
一部の人、ほんの僅かな人の利益のため
ではなく、上手に国民のために使うように
すべきで、今回の日本航空の処理にしても
それでも多額の税金をさらに費やさねば
ならないのだからたまったものではない。
  政治とカネとはまさに今回の日本航空
にも当てはまる。深〜い深〜い問題なのだ。
そろそろ確定申告の季節だが、税金を
取る事ばかりではなく、税金の使い道を
きびしくチェックする事も忘れないように
したいものだ。