ラジオ村・村長の旅歴史日記(150)
昭和55年4月の中旬富山から熊本まで 自分の車を陸送するということになった。 とにかく長距離なので3日かけてでなければと 思い、一日目は六甲の有馬温泉というところに 泊まった。こんなところに温泉があるとは知らなかったが、 硫黄泉で気持ちのいいお湯だったのを覚えている。 かつて私は全国の温泉めぐりの番組をやっていたが ここには来たことがなかったので、存分に楽しんだ。 ここからは山陰の国道2号線を海沿いに走り、濱田 と言う港町に落ち着くことにしたが、当時の濱田漁港は 素朴な漁港で、旅館の目の前が港という宿に泊まったが 民宿のような接待で旅館の女将の案内で港を見学できたし 取材をかねての旅行としては収穫が多い旅になった。 三日目は津和野、山口と瀬戸内海側に出て、この山道が 素朴で春の雰囲気がある地方道でよかった。たまたま 山口では蒸気機関車に出会い(土曜日と言うこともあって) めったに撮れない写真が撮れ、みっけものになった。 当時はまだ高速道路が完成していなかったので、国道 2号線を利用したのだが、山陰の日本海側の道は情緒が ありたのしい道だ。高速で通過するにはもったいない 景色が一杯あり、高速道路未完成のお陰でそうした 景色を存分に味あうことが出来た。 明日から27日までは台湾取材のため書き込みを お休み致します。あしからず・・・・。