ラジオ村・村長の旅歴史日記(155)
昭和55年九州にいる間にこのあたりを 廻れるだけ廻ろうと10月には行きは 飛行機で壱岐の島へ出掛けた。 YS11機だったと思うが、福岡から40分 位であっという間に壱岐の島に着いた。10月 の下旬と言うこともあって台風が心配だったが、 まだかなり南にいるということで思いきって 飛びたったのだった。 当日は結構良い天気に恵まれて、レンターカー を借りて島を一周した。壱岐かすりの織物工場を 見学したり、夕食に出た魚のおいしかったこと、 イカの刺身がなんとも言えない甘みがあって おかわりをした程だった。 イカ刺しの丼を新潟県・佐渡で食べた時も おいしかったが、壱岐の島のイカもそれなりに おいしかった。他の刺身も新鮮でどれだけ食べた ことか・・・。 あくる日もどうせなら魚をたっぷり食べて 帰らねばと、スタッフみんなの意見が一致した ので、昼めしは”ウニの丼”を注文したが これも新鮮でおいしかった。壱岐の島といったら 魚しか頭に残っていない。 しかし3日間いるつもりだったが、台風が 近ずいているというので、飛行機が欠航する らしいという情報が入り、あわてて2日目の 夜の最終便の船で帰ることにしたのだが、 台風が速度を増してきたらしく、港に大きな 波が打ち寄せて船に乗るのも大変なくらいの 揺れ方で、帰りは大変だった。ほとんどの乗客が 船酔いしてしまい、船の中は以上な雰囲気だった。 私はもともと船に弱い人間だったが、不思議な ことにこの時は緊張していたのか、私だけは 酔わずにどうやら博多に着くことが出来た。