あんなこと こんなこと(262)

  世界を旅していつも思うのだが、どこの空港に
降りても、空港待合室は同じ、ほとんど特徴が
ない。建物の構造が似ているせいだ。
  かなり前、初めてシンガポール空港に行った時
ロビーが見事なランの花に囲まれていて、さすが
シンガポールという印象を得たが、それ以外は
ニューヨークにしろ、バンクーバーにしろそんなに
強い印象を持ったと頃は記憶にない。

  これは台湾の空港だが、どこでも見かける
光景だ。勿論、空港としての機能を果たすためには
それなりの施設が必要で当然同じものになる
可能性はあるのはわかるが・・・・

  今回はこのように壁に飾られていいる一枚の
絵で台湾を現そうとしているようだったが、もっと
内装を工夫するなり、そんなに費用をかけなくても
その国らしい表現があるのではと思うのだ。



  前にもあげたシンガポールの例でも分かるように
ロビーをとにかく花(ランなどで)で飾るだけでも
シンガポールへ来たという印象を持つことが出来る。
こうした演出は必要ではなおだろうか・・・。 
  さて、一歩台湾に入ると今回の場合季節感が
わからなくなってしまう現象に遭遇した。人々の
服装がバラバラなのだ。半袖の人がいるかと思うと
皮ジャケットを着ている人がいたり、着ているものを
見る限りでは季節がわからないのだ。ひとつは
オートバイで移動することが多いので風を切る
ことが多いので、こうしたものを羽っていないと
寒いこともあるのだろうが・・・


  写真でもわかるように、手前の女の子は薄手の
洋服姿だが、奥の人々はダウンを着ており様々だ。
今回は丁度旧正月だったので街中の商店では
バーゲンセールが盛んに行なわれていた。写真は
下着やさんのバーゲンだったがここに!”1折り”
と言う表現が使われているが、これは値引きの
割合を示しているのだそうで・・・・・


  上の看板をよく見ると”1折り”と書いてあり
ますが、日本では20%引き、30%引きと
書かれているが、中国は反対だそうで、”1折り”
とは90%引きと言う意味、したがって”5折り”
と書いてあれば50%引き、”3折り”と書いて
あれば70%引きだそうです。この店は90%引き
だけに夜中でも多くのお客さんで賑わっていました。


  台湾の夜は遅くまで賑わっています。
とにかくよく働くというか、食事を取るにしても
遅い時間からのスタートで、日本の風習とは異なり、
深夜12時を過ぎないと街中は静かにならないようでした。