ラジオ村・村長の旅歴史日記(157)

  昭和56年4月神戸・ポートピアの取材で神戸へ
出掛けた。膨大な埋立地に高層住宅を建て、まだ
阪神大震災の前だったので、すごいものを造ったもの
だなと思った。
  モナレールをはじめとして、住民ばかりでなく、
ホテルなども建設し観光客を動員しての町作り、
地震の多い日本でこんな住宅作りをして良いもの
だろうかとも思ったものだ。
  しかし、一方、山の手では、高級住宅が売られ、
その敷地をりようして、ブチックが出来たり、屋敷を
そのままりようして、畳みの間を喫茶店にしたり、
思いきった利用で若者に喜ばれている姿を見て、
なるほどなと思った。
  金持ちの屋敷が消え失せるのは?寂しいとも思ったが
こうした利用の仕方で庶民にその財産が利用されると
言うのも悪くないなと・・・。大都会だから成り立つ
のであって、東京の原宿とはまた違う町つくりで
面白い方法だ。参考になった。
  さらに神戸といえばパン屋もいろいろあり、喫茶店用に
仕入れて熊本に帰った。