あんなこと こんなこと(265)

  今まで私はあまり花に目を向ける事はなかった。
せいぜい花屋の店先を通る時くらい「きれいだな」
と思うことはあっても、買うこともないし、
買うにしてもお見舞いで、病院などに持って行く
花を花屋さんまかせにして持って行くくらいで、 
これにしても我我の年代は男が花を持ち歩く
ことじたいが恥ずかしいことで、今のように
卒業式シーズンになると、男の子でも
花束を抱えて堂々と街中を歩くなんて考えられない
時代だから、花にそっぽを向いていたといえる
かも知れない。
  それが、インターネット・ラジオのアシスタントを
やってくれている”つばきさん”との出会いで
彼女の家の周りには常に花が絶えない家だった
事もあって、最近は花に目が行くようになった。
また、本当は仕事上、花の名前くらいは知らねば
ならなかったが、適当に「道路わきには花が一杯で
きれいですね・・・」くらいの表現で誤魔化して
いたのだが、最近はスミレが咲いてますとか、
菜の花が、と言えるようになった。
  その”つばきさん”のところで見かけた最近の
花で、これは「ロゼ・フローラ」と言うそうだが


  きれいな花を付けていた。もう2月の中旬の
ことで、まだ寒いのにこんな色を提供して
くれるなんて・・・・



  まだ冬の季節だけに色が少ない時にこうした
あざやかな色を提供してくれる自然と言うのは
すごいものだなとつくずく思うようになりました。


  人間の五感というのはすばらしいもので、色
香りなどで季節を味合うようになっているのに
今までは私はそれをあまり使っていなかったなと
つくずく思います。さざんかと違って花弁が
大きいので、どっしりとした花だけに目を
吸い付ける力がありますよね・・・。