ラジオ村・村長の旅歴史日記(168)

  昭和57年4月から5月にかけてのエジプトと
フランスへの取材旅行はいそがしい旅だった。
しかし折角フランスへ行ったのだから、牛の
生肉のミンチ状にしたステーキ、名前が思い出
せないが、それに挑戦しようと、ホテルなどの
しっかりしたレストランでないと生肉だけに
信用できないので、高級ホテルのレストランに
行って初めて食べたが、さすがにおいしかった。
独特のソースを掛けて食べるのだが、なんとも
言えない味だった。
  また、ヨーロッパといえば、それぞれの国で
お菓子の味に特徴があり、日本の場合はまだ
その当時はお菓子といえば高級というイメージが
あったが、フランスの場合は町中に小さな
お菓子やさんは一杯あり、気軽に食べられる
ようになっていて、プチケーキが目方で買える。
非常に庶民的で、自宅で気軽に食べるものとして
そこいらの主婦が子供のためにいろいろ選んで
10個くらい平気で買ってゆく、日本と習慣が
異なり身近に菓子を食べるため、紅茶がよく
売られている。スイスだとかなり甘みがするが
フランスの菓子は甘みも適当で食べやすい
感じがした。