ラジオ村・村長の旅歴史日記(194)

  昭和62年1月から始まった免田町との
付き合い、祭りの準備のために住民に
配ったチュリップのプランター、それぞれの
家で丈夫に育っているかの点検のため
役場の職員はそれぞれ地区の担当を決めて
2日置きくらいにそれぞれの家を訪問
するのだが、みんな心配そうな顔をして
帰ってくる。育ち具合がばらばらなのだ。
世話をよくしてくれるからばかりでなく
日当たり具合でも成長のテンポが違う
ので、祭りの当日までに花が咲くだろうか
わからない状態なのだ。
  そうしたチェックも含め、祭りの準備
委員会の会合が毎週土曜日の夜の
開かれるようになり、心配事が多過ぎて
会議は深夜の及び、お金がないので、ホテル
に泊まるわけにはいかなないので
役場の宿直室に泊まったり、役場の
職員のご自宅に泊めてもらったりして
準備を整えていった。
  球磨農業高校の生徒が育てるチュリップは
さすがに専門家だけあって着実にチュリップは
育っているが、役場のビニールハウスの
チュリップも、その年は寒さが続いたので
遅れ気味なのだ。心配はつのるばかり、
しかし自然相手なので気をもんでも
どうしようもない。いよいよ祭り3日前
になってしまった・・・・・