ラジオ村・村長の旅歴史日記(195)

  昭和62年4月4日(土曜日)、5日(日曜日)
に渡っていいよ免田町の「フラワーカーニバル」
俗称”チュリップ祭り”が行なわれる日が
やってきた。会場は役場の隣りの総合グランド
だったのだが、前日の金曜日から続々と各々の
家庭に配られていたチュリップのプランターが
運び込まれてきた。早々と持ち込まれた
プランターは花がみごとに咲きつつあったが、
なかなか集まりが悪い。そこで役場の職員が
手分けして町内を廻り、プランターを回収
することになった。
  メインのスタンドでは球磨農業高校の
生徒たちが見事に花を付けたチュウリップ
などをどんどん飾り始めていた。しかし
この年は天候が不順でぎりぎりまで寒い
日が続き、チュリップの生育が思うように
ゆかず、花がうまく咲かないのだ。考え
れば当然のことだろう。しかも素人が
育てたので、期日に合うように花を咲か
せるなんて神業だ。
  そんなわけでかなりのプランターの
チュリップはまだ蕾のままだったのだ。
しかし祭りの当日はやってきているので
どうしようもない。さて・・・・・