ラジオ村・村長の旅歴史日記(197)

  昭和62年4月の免田町のフラワーカーニバル
俗称”チュウリップ祭り”は他の花は農業高校の
生徒の協力できれいに飾る事が出来たが、肝心の
チューリップは天候不順のため花のつきが悪く
きれいに咲いたプランターはほんのわずかだった。
  それにしても役場のスタッフにしろ住民にしろ
さぼったわけではなく、天候不順が招いた結果で
どうにもならない。
  こうしてともかく当日を迎えたが、プランターを
提出した住民は、他の家の花はどうかと心配で
ぞくぞく会場に現れた。どのプランターも
あまり花がきれいでなかったので一応安心した
ようだ。こうして初期の目的、住民による、
住民参加の祭りという点では大成功だった。
会場は人であふれ、ラジオで花のない祭りと
聞いて面白半分に見に来た人も含めて大変な
賑わいになった。
  こうしてどうやら無事に祭りは終わった。
手造りの祭りだけに、この成功はうれしかった。
役場の職員はみんな肩を抱きあって喜んだ。
打ち上げのパーテイーのビールのおいしいこと。
明るい雰囲気で祭りが進行したのもうれしかった。
暗いイメージだった免田町を少しでも明るい
町に出来たようだ。