あんなこと こんなこと(304)

  
  玉名市横島町の「旧干拓施設」が国の
重要文化財に指定される事になったと言う
ので早速出掛けたきた。

「海の万里の長城」とも呼ばれるこの建造物
このお陰で農地が整備されたのだ。

     
  こんな記念碑も残る横島町



  江戸時代の藩事業から昭和20年代に
始まった国営横島干拓事業まで約400年
にわたって断続的に干拓が進められたそうで
これで大規模潮害から農地を守ってきた
土手だ。



  5.2キロもの長さの石造り堤防が
現存しているのは全国でもめずらしい
とか・・・・



  石積みの方法や材料など近代から現代に
かけての干拓の土木技術の変遷がわかる
貴重な証拠とも言えるそうで、よくぞ
地元の人が手入れをしてくれていた思う。



  今の政治家は利権に明け暮れているが
昔の国造りはたいしたもので、こうして
農地をふやし、生産の拡大をはかって
くれていたのだ。



  こうして今や横島干拓地は立派に育ち
こんな姿になりました。熊本県横島町
と言えば”いちご”の産地として有名に
なりました。



   昔の人の知恵と行動力のすごさ、歴史に
学ばねばならぬことは一杯ありますネ・・