ラジオ村・村長の旅歴史日記(217)
平成元年(1989年)、この年の1月8日から 年号が平成の変わった。 この1月の下旬、久しぶりに湯の児温泉へ 出掛けた。水俣市・湯の児温泉、福田農場と 三笠屋旅館との付き合いは「こちら九州 ラジオ村」が始まった時からのスポンサー と言う関係なのだ。 いろいろと打ち合わせしているうちに 素朴な考え方で頑張ている姿に感銘して 私たちも”手作りの番組”と言う姿勢で こつこつと番組を作って行こうと言う 主旨で頑張っているので、そこに 共通点を見つけ共に歩こうと誓い 親しい関係になっていったのだ。 特に福田農場の福田社長は自分の山を すべてミカン畑にして、見晴らしの良い 所にレストランを作ろうと、お金が 貯まったらそれに合わせてこつこつと 2〜3年かかりで建設しようと頑張って いる人だった。 ここの景色はヨーロッパのスペインに 似ているのではと言う事でわざわざ スペインにまで出掛けて写真を一杯 撮ってきて、大工さんに見よう見真似で 作るように依頼し、スペインとそっくりの 白い壁のレストランを作るなど、また、 二階への階段は旧国鉄に廃線になった 線路の枕木を運んできて手作りで完成 させたりと、まさにこつこつと作って いったのを見るために、今回水俣に やってきたのだ。