ラジオ村・村長の気まぐれ日記

  私は仕事上、全国紙をはじめとして毎日新聞を
8紙読んでおり、その他に単行本などにも目を通し
たいので、テレビを見る時間が全くない。
  特に熊本へ来てからはテレビのない生活が主に
なってしまった。たまに飲食店の店先で見るくらいで
新聞以外のマスコミと接するのはラジオくらいだ。
  その生活が10年近く続いているが何ら不便を
感じない。ただし今どんな歌手が人気か、どんな俳優
さんが活躍しているかは新聞で知るくらいで、テレビ
などで実物を見る機会はないし、特にコマーシャルは
ほとんど見ないので、その話題になると付いていけない。
その不便はあるが、それにしても日常生活での不便は
ない。活字の生活をしているから”考える”と云うことが
多くなる、それが狙いなのだ。私自身は考える事をやめたら
人間おしまいだと思っているからだ。つい最近NHKの
聴取料集金の人が調べ荷北が、「うちはテレビがありません」
と云ったったら「そうですか、失礼しました」と帰って
いった。疑われるかと思ったらさっさと帰ったので安心した。
別にウソを付いているわけではないので、もし調べると
言うなら部屋を開けて見せてやろうと思っていたから
ちょっと拍子抜けだった。誰が来ても気が付かないようだが、
デジタルもくそもない。テレビそのものがないのだ。
電気屋へ行っても買おうとは思わない。いつまでこういう
生活が続くかわからないが、わたしはこの生活を続け
ようと思っている。