あんなこと こんなこと(379)

  熊本県・南阿蘇村・両併地区のお祭りを覗いて
きた。
8月14日(土曜日)の夜に行なわれたものだが
もう21回も続いていると言う。地区の青年団が
中心となって今まで続けられてきたのだ。




  会場は地区の両併小学校の校庭、まだ暑い
午後から準備が始まっていた。




  団結を強めるためにスタッフは共同のテイシャツを
身に付け、男性はブルー、女性は黄色とそれぞれ
色分けして・・・・



  グランドの設けられた舞台はトラックの荷台を
使って、垂れ幕も看板も手作り・・・




  出し物もすべて地元の人が登場する。小学校の
生徒たちによる”にわか”が上演されていた。



  衣装も台本もみんな自分たちで作ったそうだ。
低学年から高学年の生徒が次ぎから次ぎと登場
する。演技もたいしたものだった。



  一年の一回の催しだけに、都会に出ている仲間も
田舎に帰ってくるので、仲間との交流の機会にも
なっているのだ。また、夏休みだけにこどもたちも
楽しみにしている。



  更にここの祭りのすごいのは”花火”だ。これを
打ち上げるのは花火師ではなく、農協の職員が
上げているのだ。したがって大玉は打ち上げられ
ないが、100発近くあがっただろうか・・・




  周りが田園地帯で、川も流れているので花火を
打ち上げても危険はないと言う、恵まれた環境が
幸いしている。




  その他、祭りが始まって20年以上経っている
ので、スタッフも高齢化し、代変わりして
若い世代がやっているので、OBは舞台を
盛り上げようと、中年お母さんたちは鍋、釜
を楽器に見立てっての台所バンドで登場



  恥ずかしいと言うので全員仮面をかぶっていたが
こうして祭りを盛り上げていた。地域おこしと
言われる中、ここではすでに20年以上前から
こうした運動をやっていたのだ。