あんなこと こんなこと(11−01)
いくら時間が経ってもなんとなく落ち着かない 世の中、先が見えない、考えられない、閉塞感が ただよっていることは事実です。 新しい年を迎えたのに何かすっきりしない、 そんな中で正月の日経新聞は「先例なき時代に 立つ」と云う特集を組み、過去を基準にする ことなく、考えを変えて立ち向かわねばと 訴えていたが私もそう思う。 私のモットーは”当たり前って本当ですか?” と云うことで、常にちょっと立ち止まって 考えてから取りかかろう、もう一度ゼロの 発想で立ち向かおうと云う考えで進んできたが なかなかゼロに視点に立つことは難しく 避けて通るようになるが、もうそんな事では やっていけないところまで来ていると思う。 政治の世界でもそうだが、いま民主党がやって いる事はかつての自民党とそんなに変わっては いない。その原因は、そもそも民主党が天下を 取ったと云う錯覚を持っているからだ。今回の 改革は自民党の今までのやり方に国民が疑問を 持ったので、単にお灸をすえようとしただけで その結果自民党が大敗したにすぎないのに、 さも民主党が天下を取ったみたいに思っている ところに問題が発生している。 正直国民は民主党のマニュフエストがどう あれ、それを真剣に考えて投票したのではない。 とにかく変わってほしかっただけでとりあえず 民主党に票を入れたのだ。したがってかって野党 だった民主党にとって、天下を取ってみたら、 現実は全く違う世界で、このままでは政策を 実行する事が出来なません。せめて改革出来る ことろから手をつけますので、マニュフエストは 作り直します、と、国民にはっきりと 謝って出直すくらいの事をやれば国民も納得が 行ったのに、しゃにむ約束をして政策を実行 しようとするので混乱が起こっただけで、 自民党は「それ見たことか!」と批判しているが それではなんにもならず、しっかり反省して 自分たちのやり方が間違っていた事を認めて 民主党のやり方を批判するのではなく、反省を こめた政策を立案し、出直すと云うならわかるが やれこの時と、反撃するなら今で、政権を 奪還できると思っているとしたらとんどもない 誤りだ。そんなやりかただから自民党の支持率は 上がらないので、相手は民主党ではなく、国民で ある事を知るべきだ。 前の日経の記事に戻ると、団塊の二世の世代が 考え方を改めていると言う事でうれしいかぎりだ。 「安住や、親の世代を越えて立ち向かう」と云う 事だが、ここから全ては始まると私は思っている。 とかく不満があっても周りにぐちをこぼすくらい しかしない日本人、皮肉を言うくらいでストップ、 外国の如く行動を起こさない。政府がやらないなら 自分たちで改革うを起こすくらいの行動力がないと 世の中はよくなるまい。待つだけではダメだと言う 事を知るべきだろう。日本には革命が起こる事は あり得ない、そうなると改革のテンポは極端に 遅くなり、時間がかかるので、今こそとりかかる ことをせねば何時まで経っても今の状態は続くと しか言いようがない。それでよいのだろうか。 仮に自民党が挽回しても、それは民主党への不満票 と云うことであれば元の木阿弥に過ぎないではないか!