あんなこと こんなこと(11ー03)
まだまだ地方には古い家や町並みが残って いるところがいっぱいあるが、先日訪ねた 小国町のこの家は本当に古い。旧道の商店街 のはずれあたりの家だが、門の入り口に なんと井戸があり、昔風に言うなら、近所 の人も立ち寄って井戸端会議が出来たり 夏などは涼む場所としてもよい場所に なっている。 玄関への上がり口はこんな具合・・・ 持ち主は「文化財にと云う話もあったんですが そんな事をしたら勝手に変えられなくなるので」 と云うことで、家の内部は住みやすくかなり 改造してあった。 茅葺屋根の張替えにはかなり経費もかかるが 知り合いに職人がいるのでなんとか安く仕上げて もらうなど工夫をして楽しんでいるようだった。 また、白壁の蔵も保存されており、その壁には おめでたい鶴とか、亀とかの絵が描かれており 道行く人を楽しませてくれている。 「古い家なので冬は寒くてどうしようもないですが 新しく建て変える費用も大変だし、取り残された 状態ですがこのまましばらくは住もうと思って おります」と話しておられました。 こうした方がいらっしゃるこらこそ古い 家並みが残っているが、やがてこうした 日本独特の文化財は街中から消え、どこかに 移築して集められてしまうんだろうか・・・・出張のため次回は9日に書き込みます。