「77歳になっちゃった!!」(12−008)

母が健康な体をくれた
   

    昨日も書いたが、お陰さまで、
     健康に恵まれて育ったので
      病院通いもなく、したがって
       医者にもお世話になる機会が
        ほとんどない生活をしてきたので
    ”死”と云うことにほとんど
     触れずに今日まで来てしまったが、
      やはり77歳にもなって
       ”死”を考えなかったと言えば
        うそのなる。
     出来れば”ぽっくり死”を希望
      するのが当然だろう。
       人に迷惑をかけずに死ねれば
        一番良いと思うのが人間の
         最後の姿だろう。
     まあ迷惑をかけずに死ねる
      と云うことはあり得ないだろうが

   


   そんな折り、今話題のこの本を
    私も読んでみた。
     特別養護老人ホームの常勤
      配置医師ですとおっしゃる
      この先生、中村仁一さん、
   「大往生したけりゃ医療と
      かかわるな」と。
   たまたま私の母は大のクスリ
    マニアで、戦前の富山の
     配置クスリにすっかり
      はまっていた人で
   箪笥を開けたらクスリが
    こぼれてくるほどクスリが
     我が家にあふれていた家
      だったのだ。
   それが半面教師になったの
     だろう。私はいつしか
      クスリの厄介には
       ならないようにしようと
   よほどの事にならい限り
    クスリは飲まない人間に
     なっていたのだ。
    まさにこの先生がおっしゃる
     ように治癒力を大事にして
      それを信じて生きてきた
       ひとりなのだ。
   それが長生きしていられる
    秘訣だと今にして思う。