ラジオ村・村長の旅日記(027)
社会へ出ての海外出張旅行の二度目は日本テレビから東京12チャンネルへ 移籍してからアメリカへの旅だった。 古い方しかご存知ないだろうが、かつてNHKのラジオで、菊田一夫作 「鐘の鳴る丘」と言う連続ラジオドラマが夕方放送されていたが、これは 戦災孤児で靴磨きをやっていた子供の物語で、そのモデルは実在しており、 群馬県のある施設に収容され、立派に社会人として巣立ち、アメリカに留学 して、その後アメリカに残るり高等学校の国語の先生をして働いていたのだ。 その彼が日本のお嫁さんをもらうことになり、彼女を連れてアメリカへ 帰えろうとしたら、移民法に引っかかりお嫁さんをアメリカへ連れて行く 事が出来ないということがわかり、現地の高校生が「かわいそう・・・」 と言う事で立ち上がり、先生の奥さんを入国できるようにと当時の 大統領に直訴したというニュースが伝わり、確か「生きる」と言う事を テーマにした番組だったと思うが、まさにぴったりのテーマだという ことで、それを取材することになってアメリカへの取材旅行に出発する ことになった・・・・。