ラジオ村・村長の旅歴史日記(143)

  昭和54年のメキシコ旅行だが、メキシコ市内で
見かける車の前のバンバーのさらに前にわざわざ
それより大きいバンバーが取り付けられているのは
何故だろうと不思議に思っていたら、なんと不法
駐車する時にそれが大いに役に立つのを見て
驚いた。
  市内中心部で路上駐車するのはなかなか場所が
取れずに難しいのだが、このバンバーで駐車している
車を押し、無理に空き場所を作ってそこへ平気で
止めて行くのだ。一番端に止めている車の後ろから
ド〜ンとぶつけて押仕込み、無理やり止めるから
一番先の車は交差点に少しはみ出す事もある。
そんな事になろうと知ったことではないのだ。
わざとぶつけるのだから傷がつくが、そこを
計算して頑丈なバンバーを付けてあるので平気、
恐ろしいことが平然と行なわれているのだ。
もどってみると自分の車がはみ出している事が
度々あるというではないか!警察はうっかりすると
そのはみ出している車を駐車違反、道路妨害罪で
取り締まる事もあるというからたまったものではない。