ラジオ村・村長の旅歴史日記(181)

  昭和61年4月熊本県球磨郡免田町
(現あさぎり町)へ行く事になった。
これも青年団の若者の結婚式を見にこないか?
  と言う誘いがあったので出掛ける事にした。
  球磨郡などという所へは行ったことがなかった
ので、知る意味でよいのではと思ったからだ。
地方の結婚式だから派手だと思って出掛けたら
なんと生活改善指導の元に質素な結婚式をなのだ。
私がその家に到着した時はもう夜中だったので、
お婿さんの家での披露宴をしているところだったが
親の知り合いよりお婿さんの仲間の方が多い
賑やかな披露宴だったが、さすが球磨郡酒を
飲むこと飲むこと、焼酎が中心だが、それはすごい、
話には聞いていたが、ここでは”酒”と言ったら
焼酎なのだ。お湯割り(焼酎5に対してお湯5の
割合)がヤカンに入っていて、それをコップに
注いでがぶがぶ飲むのだ。
  なにしろ初めての体験なので、これを知っただけ
でもよいことをしたなと思った。これがきっかけで
免田町の人々と後にいろいろ交流が始まるとは
思わなかったが、友達の輪はどんどん広がって
いった。