ラジオ村・村長の旅歴史日記(182)

  昭和62年の7月の下旬、熊本へ来て天草
と言うところにはまだ行っていないので
なにそろ熊本県の全てを廻ってみようと
時間を見つけては出掛けたいた。
  正直東京にいた頃は天草は長崎県だと
思っていたし、それほど関心はなかった。
  はじめて見る熊本の海岸線、宇土と
言うところの海岸線を走ったのだが、
海が汚く見えるのだ。私が関東で見て
いた海は遠浅で、砂浜は広がっている
イメージだが、こちらは潟なので、岩が
ごつごつしとり、砂浜はほとんどない
そこにゴミや泥が体積するので汚く
見えると言うわけだ。
  また天草の島々が橋でつながっている
と言うのも初めて見る姿で、よくぞ
こんなものを作ったものだと感心した。
海をまたぐなんていうことは考えられ
ないことで、すごい!  のひとこと。
当時の東京での生活からは考え
られない光景だった。