ラジオ村・村長の旅歴史日記(185)

  昭和61年の熊本県・天草への旅で感じた
ことは、倉岳から龍が岳町を通って本渡へ
ぬける道は、海岸線を通っているにも
かかわらず山の中を通っているかの錯覚
を起こすほど山深いコースだったが
今や多分このコースもトンネルが造られ
バイパスが存在し早く町の愛あだを結ぶ
と言う道に変化してしまったのではと
思うが、旅をする人間からはリアス式の
海岸線だが、山から突然海が現れたりと
言う変化に富んだ景色のほうが情緒が
あってよいと思うが、効率、便利さが
優先され、新幹線の如くあっという間に
通過してしまう景色でよいのかな?と
思う。そこに住んでいる人にとっては
生活優先で、町に早く出掛けられる方が
良いのだろうが・・・・・。
むずかしい問題だ。にほん全国どこへ
行っても同じ景色にならつつあり、
これで良いのかと思うのだ。技術の
発達によりトンネルが簡単に出来る
ようになったのはすばらしいのだが
旅には”のんびり””ゆったり”も
ありのような気がする。どうなんだろう?