ラジオ村・村長の旅歴史日記(202)

  昭和62年の2月下旬、阿蘇の的場(まとば)
地区の住民大会がるので来ませんか?と言う
お誘いがあたので出掛ける事にした。
  阿蘇外輪山の麓の斜面の部落で、その
ほとんどが酪農農家だった。30〜40人
集まっただろうか・・・。当然のことながら
中年の夫婦が多かったが、そのお嫁さんの
多くがなんと北海道から来ていると言う
ではないか!何故かと訪ねると、若い頃
ここの部落のほとんどの青年は北海道の
牧場に研修に出掛け寝泊りして生活するのが
習慣になっていたそうで、その時に彼女を
見つけてきているのだ。そんなわけで
奥さん同志も同卿出身と言う事で仲よく
なり、なごやかな部落になっているとか。
このようにこまめに熊本県内を廻ってみると
その生活がはっきり分かってくるので
当時私が担当していたラジオの番組を
進行するのにも大変役に立つのだ。