あんなこと こんなこと(368)

  子供の夏休みに入って各地でお祭りが開かれて
いる。今回は熊本県合志市のある住宅団地の
お祭りに出掛けてみた。


   


  町内自治会が中心となっての催し、ここは
一戸建ての住宅が多い所なので結構広い運動場
と云うかそう言う設備があり、ゆったりと祭りを
楽しめるようになっていた。

  

  夜店も町内の有志が担当し、ここ”かき氷”
売り場は地区のお年寄りの担当らしく馴れない
手つきで子供たちへ”かき氷”を作っていて
微笑ましかった。

   

こちらは”金魚すくい”この二つは夜店の二大
看板になる店だ。ここもご老人が担当していた。




  団地のお祭りらしく看板も全て手作りだ。



  当然のことながら腹が空く、焼き鳥など
いろいろあるかと思ったが手ごろに出来る
”焼きそば”を町おこしのメンバーが担当して
作っていた。



  人気の食べ物だけに買う人の行列が出来て
いた。




  一方催しの舞台の方は司会者も団地に住む
女性が二人で担当し、素朴なお祭りの雰囲気に
ぴったりだった。さて出し物だが、これも今や
町おこしの一つとしてはやっている太鼓の
メンバーの演奏、



  子供だけの太鼓で地元の「合志八竜太鼓」の
メンバーが力強い演奏を披露していた。



  この太鼓でもわかるとうり、ここの団地は子供が
多い。今やうらやましいことで、催しにも
子供の姿を多く見かける。



  と云うことは若い家族が住んでいる証拠で
活気のある町と云えよう。お母さんに着せ
られて浴衣姿の女の子も・・・・




  若いお母さんたちが多いと言うことは
子供にもしゃれた浴衣をと思ったのだろう。
なかなか見かけないユニークな浴衣を着た
子もいた。



  どこの住宅地でも高齢化の問題、少子化の
問題をかかえている。そして住民の間の
コミュニケイションが薄くなっていると
言う問題。だからこそこうしたお祭りを
開いて交流をはかろうと努力しているのだと
思う。観覧席もお年寄り用に椅子を用意する
など気を使っていた。




  舞台の出し物も踊り、手品なども全て団地の
住民、そして今はやりの”フラダンス”なども
登場していた。



  最後は恒例の”盆踊り”、輪になっての
踊りだが、若い人は苦手のようだ。昔なら子供も
みんなが輪になって、と云うところだが



      




  はりきり叔父さんが参加して祭りを盛り上げて
いた。住民の孤立化が目立つ最近だ、こうした
催しを通じて少しでもコミュニケーションが
復活すればよい事だと思うが、他人には関心が
ないと言う人が多い昨今、こうしたお祭りが
消滅する事もあり得る。是非そんな事のないように
みんなで努力し、犯罪のない社会を作るよう
心がけたいものだ。