落第坊主の履歴書(658)

  平成12年からの山鹿での生活は決して楽なものではなかった。小さな町だけにお客の数は
限られており、また。喫茶店への関心は少なく、収入も思うようには伸びなかった。
 
  商店街と言うことで、隣り近所との付き合いは深くなり、”堀明町商店街”と言うのだが、
寄り集まりは多く、町に対する愛着心が強いところで、町の活性化に対しても関心は強く
楽しく生活するには心地良いところなのだが、どこも一緒、郊外ショッピングセンターに
押され、町は疲弊するばかりだ。


 こうした環境の中でいかに暮らして行くべきか悩んでいたところに、私と親しい
広告代理店の中川氏の提案で「もう一度ラジオに挑戦してみませんか?」と言われ、
地元RKKラジオの協力もあって平成14年10月から「こちら九州ラジオ村」が
週一回の録音番組として復活することになった。

 
  やってみるとやはり私には「これしかないな・・・」とつくずく思った。マスコミの
仕事こそ私に向いているらしく、生活が生き生きしてきた。かなりのスポンサーも
協力してくださり、賑やかなスタートとなった。うれしいことだ。