ラジオ村・村長の旅歴史日記(077)

 昭和46年4月の香港団体旅行取材で訪れた香港は私に
とっては昭和34年以来12年ぶりの香港だったが、すっかり
変わっていた。。観光客向けのホテルが続々と建ち並び
見違えるほどだった。町中にあふれていたストリート
チルドレンの姿もほとんど見なかったし、高級ホテルが
あちこちに出来て観光客であふれていた。
 今回のこの団体は羽を伸ばすこと!  マカオへ高速船で
渡ったのだが、ギャンブルに明け暮れるのではなく、
おいしいワインを見つけて、しかも高級なワインが
安いということで、一晩で10本ぐらいを開け、
集合時間にも残りのワインボトルを抱えてやってきた
ほどだ。寝ずに飲み明かしたとか・・・。
 当時は国内で外国のワイン、ウイスキーを
買うとものすごく高かったので、一人3本まで
関税なしというぎりぎりの本数の酒を持ち帰るが
ほとんどで、帰りの荷物の多いこと、ほとんどの
人が制限ぎりぎりのタバコは3カートン、酒は
3本とおみやげに持ち帰る人がほとんどで
飛行機内の荷物入れは満杯、座席の下にも
紙袋などの荷物がころがると言う有様で
荷物の間に人が乗っているという感じだった。
それに加えて、飛行機内では酒は無料なので
酒飲みはご飯を食べるより、高い酒をたらふく
飲むという雰囲気だったので酒臭いこと
おびただしかった。