あんなこと こんなこと(181)

 昨日は私が山鹿に来てひたしく付き合っていた友が
61歳と言う若さで旅立ち、通夜に行ってきた。
かれは市役所の要職にまで着いた男だが、私から
見れば官僚離れした男だったのだが、いざ職場では
思うようにはいかないのだろう、私の店に来ては
うっぷんを晴らしていたというのがホンネだった
のだろう。
 行政のあり方、山鹿の将来についていろいろと
過激な事をしゃべっていた。機会があったら是非
実現するように頑張れといっていいたのだが、
口で言うのと実行するのに差がありすぎて
いつも私が文句を言っていた。
 そんな関係の中でいつしか”行政改革審議会”
のメンバーに加わらせちぇもらって、市役所の
意識改革をせねばと言う私の思いを語る機会を
作ってくれたのも彼だった。
 まずは市民にしろ、行政マンにしろ、意識改革
からやっていかねば、それには時間がかかるよな
と言っていたものだ。彼と知り合いになってから
で「{もう遅すぎるよ」、だから過激に事を
進めねばと言っていたのだが、やはりそれは
無理だった。でも、そんな理想を掲げるだけ
でもよかったと思う。何事も改革とか、改良
と言うことは簡単に出来るものではない。
気持ちを共にして話し合えただけでもお互いに
よかったと思う。そんな友が一人二人と
いなくなるのが寂しい。